長年、auのガラケーを使い続けている私のところに、次のような連絡が封書で届きました。
auの3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」は、2022年3月31日で終了します。
その封書の中には、無料提供可能な端末のカタログが入っていました。
AQuos、arrows、Redmi、OPPO、Galaxyなどが載っていましたが、その中からいわゆる全部入りといわれる防水、防塵、おサイフ、そして5G対応のRedmi Note10 JEを選びました。
Redmi Note10 JEは、中国メーカーXiaomi(小米)の製品で、JEは、Japan Editionの略称だそうです。
防水、防塵、おサイフなど日本人が好む機能を搭載しているのでJapan Editionと銘打ったのでしょう。
Redmi Note 10 JEを1ヶ月ほど使ってみて、良いところ、気になったところなどをまとめてみました。
概要
それでは、実際に見ていきましょう!
セット内容
au SIMとRedmi Note10 JE本体(SIMフリー)がauから送られてきました。
箱を開けると本体、ケース、SIMピンが入っています。
画面用フィルムは、すでに貼ってありますので、自分で貼った場合に気泡が入るといった心配がありません。
ケースとフィルムまでセットされているのは、さすがXiaomiと言えますね。
Redmi Note10 JE スペック
スペック(仕様)
基本情報 | |
製品名 | Redmi Note 10 JE |
本体カラー | クロームシルバー、グラファイトグレー |
メーカー | Xiaomi(小米) |
発売時期 | 2021年8月1日 |
ディスプレイ | TFT液晶 約6.5インチ 約1677万色 解像度 2400×1080(FHD+) コントラスト比 1500:1 リフレッシュレート 最大90Hz アダプティブシンクディスプレイ:50Hz/60Hz/90Hz サンライトモード 読書モード 360° 周囲光センサー |
オーディオ | イヤホンジャック: 3.5mm ハイレゾオーディオ認証 |
動画対応フォーマット | MP4,M4V,MKV,AVI,WMV,WebM,3GP,3G2,ASF |
SIM | nanoSIM シングルスロット ※nanoSIMとmicroSDXCは、同一スロット |
SIMロック | なし |
バッテリー | 4,800mAh(内蔵バッテリー) 18W 急速充電 |
充電時間 | USB-C 約150分〜約160分 |
ポート | USB-C |
サイズ | 約163mmx約76x約9.0mm 最厚部約10.3mm |
重量 | 約200g |
au価格 | 28,765円 |
同梱品 | 画面保護シート(試供品)貼付済み/ソフトケース(試供品) /SIM取り出し用ピン(試供品) |
システム | |
OS | MIUI 12.5 (AndroidTM 11) |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon™ 480 5G Mobile Platform 2GHz/2+1.8GHz/6 GPU:Arm Mali-G57 MC2,Max GPU Frequency:950MHz |
メモリ | |
ストレージ | RAM 4GB ROM 64GB |
外部メモリ | microSDXC (最大1TB) ※nanoSIMとmicroSDXCは、同一スロット |
カメラ | |
リヤカメラ スペック |
メインカメラ 約4,800万画素(f1.79)
マクロカメラ 約200万画素(f2.4) 深度カメラ約200万画素(f2.4) ※深度カメラは、測距用 |
リヤカメラ 写真撮影機能 |
AIスーパーナイトモード AIカメラ タイムドバースト 写真フィルター ポートレート ムービーフレーム プロモード パノラマ HDR |
リヤカメラ 動画撮影機能 |
【動画撮影機能】 動画プロモード 動画マクロモード ムービーフレーム タイムラプス動画 ショートビデオ 【動画撮影】 1080p 1920×1080/30fps 720p 1280×720/30fps |
フロントカメラ スペック |
フロントカメラ 約800万画素(f 2.0) |
フロントカメラ 写真撮影機能 |
時限バースト AIビューティー HDR ムービーフレーム セルフィータイマー スクリーンソフトライト 手のひらシャッター |
フロントカメラ 動画撮影機能 |
【動画撮影機能】 タイムラプス AIビューティー動画 【動画撮影】 1080p 1920×1080 /30fps 720p 1920×1080/30fps |
機能・センサー | |
位置情報 | GPS: L1 Galileo: E1 | GLONASS: G1 | Beidou A-GPS補助測位 | 電子コンパス | 無線ネットワーク | データネットワーク |
センサー | 近接センサー 、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパス コイン振動モーター、赤外線 |
セキュリティ | 側面指紋認識センサー AI顔認証 ※指紋、顔認証併用可能 |
おサイフ機能 | FeliCa / おサイフケータイ® 対応 |
防水/防塵 | IPX8 IP6Xの防水防塵性能 ※IP6X:粉塵の侵入が完全に防護されている ※IPX8:水面下での使用が可能 |
FMラジオ | 周波数 76.1MHz〜94.9MHzに対応 (非インターネットラジオ) |
ネットワーク | |
au VoLTE | 対応 |
通信規格 | 5G(sub6/NR化/4G LTE/WiMAX 2+ ) |
最大通信速度 受信最大/送信最大(Mbps) |
1.9Gpbs/183Mbps |
ネットワーク帯域 | 5G / 4G / 3G / 2Gをサポート 5G NSA: n28/n77/n78 LTE FDD: B1/3/4/5/7/12/13/17/18/20/26/28 LTE TDD: 38/41/42 3G WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 2G GSM: 850 900 1800 1900 MHz |
Wi-Fiテザリング | 32台 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver. 5.1 |
赤外線通信 | Miリモートアプリによるリモコン機能のみ対応 |
外観
ディスプレイは、約6.5インチのTFT液晶です。
よく画面が暗いという評価がありますが、私は全く暗いとは思いません。
画面は、かなり綺麗だと思います。
リフレッシュレートは、60Hzと90Hzが選択できます。
バッテリーが、4,800mAhと大きめなので90Hzを選択しておけばよいでしょう。
【上部画像】
①3.5mm イヤホンジャック
②赤外線発光部
Miリモートアプリで使用します
③セカンドマイク
【底部画像】
①モノラルスピーカー
②USB-C
③マイク
【側面画像】
①電源キー/指紋認識センサー
②音量キー
【側面画像】
①SIMスロットですが、microSDカード、nanoSIMカードスロット兼用です。
【カメラレンズ】
①メインカメラ
②深度レンズ
③マクロカメラ
4cmの近接撮影が可能です
【NFCセンサーマーク】
NFCセンサーの位置を表示しています。
このNFCセンサーは、おサイフ機能をサポートします。
マイナンバーカードの読み取りもできます。
Redmi Note 10 JEの良いところ、気になる点
【検証】ドコモ回線で使ってみる
LTE BAND カバー範囲
オレンジ色のBANDは、Redmi Note10 JEでサポートしているBANDになります。
LTE BAND | NTT docomo | au |
1(2,100 MHz) | 主要周波数帯 | 主要周波数帯 |
3(1,800 MHz) | 東京・名古屋・大阪メイン | 2019年から使用されている |
4(AWS) | ||
5(850 MHz) | ||
7(2,600 MHz) | ||
11(1,500 MHz) | 対応エリアは狭い | |
12(700 MHz) | ||
13(700c MHz) | ||
17(700b MHz) | ||
18(800 MHz) | プラチナバンド(地下でも可) | |
19(800 MHz) | 郊外のプラチナバンド(地下でも可) | |
20(800 DD) | ||
21(1,500 MHz) | 地方都市メインの補助的バンド | |
26(800 MHz) | バンド18を含むプラチナバンド | |
28(700 APT MHz) | ごく一部地域のプラチナバンド | ごく一部地域のプラチナバンド |
38(TD 2,600) | ||
41(TD 2,500) | WiMAX 2+(440MHz高速通信用) | |
42(TD 3,500) | PREMIUM 4Gで東名阪の一部 (キャリアアグリゲーション用) |
キャリアアグリゲーション用 |
東京都内では、ドコモのBAND 1、BAND 3、BAND 28をつかんでいました。
東京都内であれば、問題なくドコモ回線を使うことができるようです。
実際に、都内で使ってみて、圏外になることはありませんでした。
5G BAND カバー範囲
オレンジ色のBANDは、Redmi Note10 JEでサポートしているBANDになります。
5G BAND | NTT docomo | au |
n28(700MHz 転用5G) | 2022年春以降順次 | ◯ |
n77(3.7GHz Sub6) | 4.0〜4.1GHz(5G主要周波数帯) | |
n78(3.7GHz Sub6) | 3.3〜3.8GHz | 3.7〜3.8GHz |
n79(4.5GHz Sub6) | 4.5〜4.6GHz | |
n257(28GHz ミリ波) | 27.4〜27.8GHz | 27.8〜28.2GHz |
※5Gの周波数帯については、今後も変更、追加が考えられます。上記表は、参考情報とお考えください。
5Gに対応しているahamoで、5G回線での使用検証を試みましたが、ドコモの5G対応エリアが狭く、検証が行えておりません。
検証できましたら、情報を更新いたします。
【2023年6月10日追記】
NTTドコモの5Gで使用することができました。
ネットワーク回線は、NSA(Non-Stand Alone)となっておりますので、4G LTEのコアネットワーク(EPC)を流用した5Gということになります。
ドコモ回線で使ってみる
ドコモのSIMを利用するためには、次のようにアクセスポイントの設定が必要です。
設定アプリを選択して、モバイルネットワークをタップします
アクセスポイント名をタップします
アクセスポイントの候補が表示されますので、自分のSIMにあったアクセスポイントを選択します
ahamoの場合は、sp-modeを選択します
候補が表示されない場合は、次のサイトでAPN設定方法をご確認ください。
ドコモの電波をつかまえると、NTT DOCOMOと表示されます。
【検証】同梱のau SIMをiPhoneで使う
Android 、iPhone兼用SIMの見分け方
auのSIMカードは、3種類あります。
・Android専用SIM
・iPhone専用SIM
・Android、iPhone兼用SIM
AndroidスマホとiPhone両方で使用できるSIMの見分け方を説明します。
SIMカードがセットされていたカードの裏面をご覧ください。
Cardの番号が、04 LEとなっていれば、AndroidとiPhone両方で使えるSIMです。
今回、auから送られてきたSIMは、この兼用SIMでした。
au SIMを使うためのiPhone初期設定
兼用SIMを使う場合にiPhone側の設定を確認する必要があります。
au SIMを使いたいiPhoneが新品ならSIMを挿入するだけで使用できます。
他のキャリアで使用していたiPhoneで使う場合には、プロファイルを削除する必要があります。
プロファイルがインストールされている状態でau SIMを挿入しても圏外と表示され、auの電波を掴むことはできません。
iPhoneのプロファイルは、次の場所にあります。iPhoneの利用状況によりメニュー表示が異なります。
・設定アプリ—>一般—>プロファイルとデバイス管理
・設定アプリ—>一般—>VPNとデバイス管理
なお、iPhone SEにau SIMをセットしたところ、BAND 41をつかんでいました。
おすすめSDカード
Redmi Note10 JEは、1TBまでのmicroSDカードが使用できます。
しかしながら、通常使用で1TBのmicroSDカードが必要となるシーンは、そう多くないと思います。
値段と容量と速度のバランスが取れたSDカードを紹介します。
書き込み速度、読み取り速度も申し分ないと思います。
256GBのmicroSDカードは、安いもので3,000円前後のものもあります。
私も手を出してしまいましたが、安かろう、悪かろうでした。
メーカー名は伏せますが、そのSDカードの速度は、以下のように低速でした。
数百円を節約してこの速度のものを買うよりも速度、容量、価格のバランスの取れたSDカードを購入する方が良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は、2009年に初めて中国でLG製Androidスマホを購入しましたが、その後は、一切使っていませんでした。
それは、当時のLG製Androidスマホは、すぐ壊れるといった品質の悪さがわかったからです。
(結局、LG製スマホは、3台購入しましたが、1年持たずに全て壊れました。)
2009年にiPhone3Gsを購入し、その後はずっとiPhoneを使っています。
今回、久しぶりにAndroid端末を使って見て、その進化には眼を見張るものがありました。
iPhoneを超越した機能もありました。
特に、持ち上げてスリープ解除設定と顔認証・指紋認証の機能は、秀逸です。
また、FMラジオ、Miリモートなど他のスマホには無い独自機能もあり、常に持ち歩いて楽しめるスマホであると言えるでしょう。
Redmi Note10 JEは、低価格ながら、機能も充実したおすすめできるスマホだと思います。
この記事が、みなさまのお役に立てることを切に願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Nomad SIMのご紹介 |
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