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2024 WeChat(微信) のQRコード(乗車券)で地下鉄に乗る方法

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中国で地下鉄に乗る際、Alipay(アリペイ、支付宝)の出行で QRコードを発行して、地下鉄に乗る方が多いです。Alipayと並んで人気の高いWeChat(微信)でも同様のことができます。

利用登録には、中国の身分証番号が必要になる場合も多く、外国人(日本人)には、敷居の高いものとなっています。

この敷居を少しでも下げて、WeChat(微信)でQRコードの乗車券を発行する方法を紹介します。

利用登録の方法は、都市ごとに様々です。
ここで紹介する方法は、すべての都市に通用する方法ではありません。

この記事の対象となる方
  • WeChat Payの決済方法を利用できる方
  • 中国の身分証、中国の携帯番号を持っていない方
  • WeChatで地下鉄に乗りたい方
  • できるだけAmexカードで決済したい方(AlipayはAmexで決済できません)
  • iPhoneユーザー(iPhoneの画面で説明しているため)

 

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はじめに

この記事で紹介する方法で、地下鉄用QRコードが発行できた都市は、次のとおりです。
中国全ての都市を試したわけではなく、大都市中心に試してみた参考例です。
バスのみ利用可能な都市は、除外しています。

地下鉄用QRコードが発行できた主な都市
  • 武漢
  • 上海
  • 杭州
  • 蘇州
  • 重慶
  • 深圳

 

じつは、上海公共交通も例に漏れず、利用登録には、中国の身分証番号入力を求められます。


登録を進めていくとこのような画面が表示され、中国の身分証入力が要求されます

この時点で外国人(日本人)は、万事休すです

しかし、上海の場合は、武漢の利用登録をすることで、この画面が表示されなくなることがわかりました

武漢の利用登録画面では、パスポートに対応しています

武漢の利用登録を行うことで、上海の身分証入力が省略できることがわかっています

 

北京市、ハルビン市などは、WeChat(微信)、 Alipay(アリペイ、支付宝)ともに中国の身分証番号や、中国の携帯番号が必要となります。
武漢の利用登録を行なっても、上海のように身分証入力画面が省略されることはなかったので、QRコードでの乗車は諦めたほうが良さそうです。

このような都市へ旅行される方は、つぎの方法をおすすめします。

地下鉄用QRコードが発行できない都市の場合
  • iPhoneで発行できる上海全国共通交通カードを使う
    交通連合(CHINA T-union)加盟の地下鉄で利用できます
    北京、ハルビン、広州、南京、厦门(アモイ)、大連、天津、深圳などで利用可能
    交通連合に加盟していても、武漢のようにバス、長江連絡船しか使えない場合があります
  • WeChat、Alipayを使って地下鉄の券売機で地下鉄の切符を購入する
    以前は、券売機前には長蛇の列ができていましたが、キャッシュレスが進んだため、現在は券売機に並ぶ人が少ないので、割り切って券売機を利用する手もあります

 

上海全国共通交通カードの発行方法とチャージ方法は、次の記事をご覧ください。

 

Alipay(アリペイ、支付宝)で 地下鉄用QRコード(乗車券)を発行して、地下鉄に乗る方法については、次の記事のご覧ください。

 

武漢通を使ってパスポート番号を登録する方法

上海の身分証入力を回避するために、まず、武漢通の利用登録を行います。

 
「自分」をタップした後、「サービス」をタップします

 

 
サービスの下の方にある「Mobility」をタップします

 

 

「公交地鉄」をタップします

 

 
左上の都市が、武漢市になっていない場合は、表示されてる都市(ここでは、「上海巿」)をタップします

 

 
都市の一覧が表示されるので、武漢市をタップします

 

 
利用登録できるカードが表示されます

「武漢通」は、地下鉄、バス両方にたいおうしているので、「武漢通」をタップします

 

 
「去开通」をタップします

 

 
日本の携帯番号を選択します
中国の携帯番号を持っていなくても、利用登録できます

 

 
武漢市の場合は、身分証の横に「^」が表示されますので、ここをタップします

すると、「护照」(パスポート)が、選択できますので、「护照」を選択して「OK」をタップします

次の画面では、次のように入力します
入力例です
姓:YAMADA(パスポートと同じ姓)
名:TARO(パスポートと同じ名前)
护照:TF1234567(パスポート番号を入力)

 


「同意」にチェックして、「立即开通」をタップします

 

 
「扣费方式」で、クレジットカードに変更できます

ここでは、身分証入力回避ために武漢通を開通させていますので、このまま「开通」をタップします

 

 
無事、利用登録が完了しました

「完成」をタップしてこの画面を終了します

 

 
武漢通のQRコードが表示できるようになりました

 

上海公共交通の登録方法

武漢通の利用登録が完了したら、上海虹橋交通の登録では、中国の身分証番号登録画面が回避できたはずなので、上海の登録を進めます。

 
「自分」をタップした後、「サービス」をタップします

 

 
サービスの下の方にある「Mobility」をタップします

 

 

「公交地鉄」をタップします

 

 
左上の都市が、上海市になっていない場合は、表示されてる都市(ここでは、「杭州巿」)をタップします

 

 
上海市の「去乘车」をタップします

 

 
「同意」にチェックして、「立即开通」をタップします

 

 
扣费方式の「>」をタップして、決済方法をクレジットカードに変更します

登録してあるクレジットカードが表示されるので、その中から好きなカードを選択します

ちなみに「零钱」とは、WeChatのおサイフです
中国の銀行口座を持っている場合は、このお財布にチャージすることができます

 

 
クレジットカードに変更する際、WeChatに登録している6桁の支払いパスワードの入力が求められます

 

 
クレジットカードに変更できたら、「同意」にチェックして「开通」をタップします

 

 

無事、利用登録が完了しました

「完成」をタップしてこの画面を終了します

 

 
中国の身分証入力を回避して、上海公共交通のQRコードが表示できるようになりました

 

決済用カードの変更方法

上海公共交通の登録では、途中で決済方法をクレジットカードに変更しました。
武漢通の登録では、変更していませんので、後から決済方法をクレジットカードに変更したい場合の手順を紹介します。

 
サービス画面から「ウォレット」をタップします

 

 
Wallet画面の下部にある「Payment Settings」をタップします

 

 
「Password-Exempt Pay」をタップします

 

 
免密支付の画面が表示されます
免密支付とは、決済ごとにパスワード入力を省略する設定です

「武漢通微信免密支付」をタップします

 

 
扣费方式の「>」をタップして、決済方法をクレジットカードに変更します

登録してあるクレジットカードが表示されるので、その中から好きなカードを選択します

クレジットカードに変更する際、WeChatに登録している6桁の支払いパスワードの入力が求められます

 

 
クレジットカードに変更できました

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私は、基本的にiPhoneで発行できる上海全国共通交通カードをApple Watchに転送して使っています。
全国共通カードに対応していない武漢の地下鉄は、武漢通の物理カード(デザインがかわいい)を利用しています。

今回、読者の方からWeChatのQRコードで地下鉄に乗る方法についての問い合わせがあったので、この記事を起こすことにしました。

一部の都市については、武漢通の利用登録で中国の身分証入力を回避できたものの、すべて都市に通用するものではなかったのが残念です。

私は、中国の都市交通が、外国人に閉鎖的なのだとは思っていません。
身分証での本人確認しかできないのは、システムの外国人対応が遅れているだけなのだと理解しています。

今後は、少しずつですが、外国人にも優しいシステムに変わっていくものと思いますし、そう期待しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

WeChatにクレジットカードを登録する方法については、つぎの記事をご覧ください。

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