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【中国上海】中国最大級の自然博物館上海自然博物館 今昔物語

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旅行
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上海には、2014年までとてもレトロな自然博物館がありました。
中に入ると昭和を感じるような古さで、ホルマリン漬けの標本の数々。
シーラカンスのホルマリン標本などは、古すぎて、大部分の鱗が剥げ落ちていて、見た目がとても恐ろしく「怪奇シーラカンス」というようなものでした。

私は、怖いもの見たさで何度か足を運んだものでした。
その思い出深い旧館と2015年にオープンした新館についてご紹介したいと思います。

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概要

上海自然博物館は上海市の中心部、黄浦区延安東路260番地にありました。
1923年に英国の古典的な建築様式で建てられた建物は、もともと上海华商纱布交易所でしたが、1963年より間借りする形で上海自然博物館がオープンしました。床面積は12,880平方メートル。

黄河のマンモスや四川省で発掘された1億4000万年前の恐竜マメンチサウルスの骨格で人気を博していました。マメンチサウルスは、博物館に入ると真っ先に目に入ってくる場所に展示されていました。

この旧上海自然博物館は、2014年5月12日、惜しまれながら閉館となり、50年近くの歴史に幕を閉じました。

その後、2015年4月19日 新上海自然博物館は、静安区の静安彫刻公園にオープンしました。
新上海自然博物館は、床面積45,257平方メートル、年間来場者は、200万人と言われています。
館内には、中国東部、全国および世界中の自然および人間の歴史的遺物を含む29万点以上のコレクションがあり、植物、動物、古生物学、地質学、人文科学の5つのカテゴリに分けて展示されています。

【参考情報】中国 百度百科 「上海自然博物館」(原文は中国語)

旧上海自然博物館

延安東路という高速道路の高架下にあるため、博物館の全景を撮影できませんでした。

建物自体は、歴史のある建物で、とても重厚感があります。
古いのは、建物だけでなく、展示物、展示方法なども古めかしく、そこが日本人からすると新鮮に感じられました。

 

博物館を上空から撮影しています。上部が南、下部が北になります。
左上部の方に延安東路という高速道路が見えます。

 

館内に入って階段を上ると、すぐに見えてくるのが、マメンチサウルスです。
上海博物館の人気展示物でした。高さは、ビル3階から4階に相当します。

 

鯨鯊と書いてありますが、ジンベイザメのことです。
うーーーん、ジンベイザメというには、少し無理があるというか、リアリティがないというか……….

上海自然博物館

アクセス

・地下鉄12号線 自然博物館駅下車、徒歩1分
・空港からの場合、地下鉄2号線 南京西路駅で12号線に乗り換えができます。

上海自然博物館館内

旧上海自然博物館と比べるとモダンな雰囲気です。
私としては、旧上海自然博物館のような英国租界時代を彷彿とさせる建物の方が好きですが。


博物館前には、このようなオブジェがあり、なんだろう?と思っていましたが、博物館は、静安彫刻公園内にあるので、このようなオブジェが置いてあるようです。

あのマメンチサウルスは、健在でした。
ちゃんとお引越しできたみたいです。
新しい博物館でもマメンチサウルスと再会できてとても嬉しかったです。

3階からこのようにマメンチサウルスの頭部を間近で見ることができます。
旧上海自然博物館の場合は、このアングルで見ることはできませんでした。
展示の仕方に工夫を感じます。

旧上海自然博物館とは、比較にならないほど展示品も多く、展示の仕方も考えられています。

海底にいるような雰囲気にさせてくれる展示の仕方をしていると思います。
 

マンモスや恐竜などの展示も多いです。
 

見応えのある展示物が続きます。

 

上海自然博物館には、恐竜の化石も多く展示されています。
たぶん、日本の博物館とは比べものにならないほどの多さだと思います。
中国人の友人にこの化石は、広い中国で出土されたものなのか聞いたことがあります。
その友人の答えは、「中国はお金持ってるから、世界中から買ってくるんだよ」
「なるほど〜」と納得しました。
でも、「中国は、国土が広いから、いろんなところで化石が出てくるよ。」と言われた方が、歴史ロマンに浸れるんですけどね。

 

 

こういった骨格標本も多いので、興味にある方は、ぜひ観光に行って見ると良いと思います。

 

恐竜ばっかり見た後にパンダを見ると癒されます。
生きているパンダの方が、何百倍も可愛いですけどね。

余談ですが.....

上海の映画村 上海影視楽園のセット内にもあった建物と同タイプのものが、上海自然博物館の前にもありました。今でもあったんですね。

上海影視楽園についてご興味がありましたら、次の記事をご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

旧上海自然博物館が閉館になったことを惜しむ方は、上海人の中にも相当数いたようです。
中国人が書いたブログを見て見ると、懐かしんでいる記事が結構ありました。

新しい上海自然博物館は、日々進化を続けているようですので、機会がありましたらぜひ一度行かれて見たらいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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