2004年に初めて中国に渡航し、その後、中国駐在員経験をし、帰任後もしばしば中国に渡航した経験(中国渡航回数は、100回以上)をもとに独自の視点で「旅を快適にする持ち物やスマホアプリ」についてまとめました。
私の個人的な好みも多分に入っておりますので、参考情報としてご覧いただけますと幸いです。
最近では、2024年1月に渡航しておりますので、直近の状況も加味してまとめました。
持ち物
カテゴリ | 品名 | おすすめ度 |
スマホ関連 | おすすめSIMカード NTTドコモ ahamo | ★★★ |
モバイルバッテリー | ★★★ | |
機内で快適に過ごすグッズ | Air Pods Pro | ★ |
AirFly Pro | ★ | |
飛行機用ヘッドホンジャック | ★ | |
クレジットカード | JALカード DC(VISA) | ★★★ |
MUFG銀聯カード(リクルートカード) | ★ | |
セゾンプラチナ・アメックス(プライオリティパス) | ★★★ | |
中国銀行東京支店 銀聯デビットカード | ★★ | |
交通系 | 交通カード | ★★ |
生活用品 | 携帯ウォシュレット | ★★★ |
音波振動歯ブラシ | ★★★ | |
ホテルで快適に過ごすグッズ | 電源延長コード | ★★★ |
モバイルタップ | ★★★ | |
HDMIケーブル | ★ | |
iPad用ハブ | ★ | |
紛失防止 | Apple Air Tag | ★★★ |
セキュリティワイヤー | ★★ |
★★★:おすすめ度(高) ★★:おすすめ度(中) ★:あると便利
※独自視点で評価しています。
スマホ関連
SIMカード NTTドコモ ahamo[★★★]
ahamoを武漢、天津、上海、成都で使ってみて、今までならVPNを使わないと利用できなかったLINEやTwitterなどが、VPNなしで接続できたので、とても良かったです。
電話会社の変更をお考えであれば、参考にしてみてください。
詳細は、次の記事をご覧ください。
SKYPEクレジットについては、次の記事をご覧ください。
モバイルバッテリー[★★★]
中国旅行には、モバイルバッテリーは、欠かせません。
中国では、何をするにもスマホを使います。
決済時、出入国時のQRコード提示、地下鉄などの交通手段のチェック、地図の確認、観光地のチェック、LINEやTwiterrなどスマホの利用頻度は高く、内臓バッテリーで1日持たないこともしばしば。
また、中国では、何故か、スマホtのバッテリーの減り具合が、「早い!」気がします。
そこで、必ず必要になってくるのが、モバイルバッテリーです。
モバイルバッテリーは、できるだけ、小さくて、軽くて、10000mAh以上のものをおすすめします。
※重量は、取扱説明書に165gと記載がありますが、実測値は、173gです。
詳しくは、次の記事をご覧ください。
Amazonの説明には、「LEDライト付き」と記載がありますが、「LEDディスプレイ付き」の誤りだと思います。
詳しくは、次のサイトをご覧ください。
機内で快適に過ごすグッズ
Air Pods Pro(第2世代)[★]
AirFly Pro[★]
AirFly Proは、音声をBluetoothでAirPods Proに飛ばすときに使用します。
事前にAirPods Proとペアリングしておけば、座席のイヤフォンジャックに挿すだけで、エンターテイメントシステムの音声をAirPods Proに送信することができます。
飛行機用ヘッドホンジャック[★]
AirFly Proを使用する場合、機材によっては、飛行機用ヘッドホンジャックが必要になる場合があります。
クレジットカード
JALカード DC(VISA)[★★★]
人民元を入手する方法としておすすめしたいのが、JALカードDC(VISA)でのキャッシングです。
私は、2009年ごろから、クレジットカードのキャッシングで人民元を入手しています。
今までキャッシングで利用したカードとしては、このJALカード DC(VISA)、UCゴールド、イオンカードセレクト(JCB)、セゾンプラチナ・アメックスを試しました。
その他、クレジットカードではないですが、中国銀行東京支店 銀聯デビットカード、三井住友銀行 VISAデビットカードなども試しました。
その結果、次の理由から、JALカード DC(VISA) をおすすめします。
JALカード DC(VISA)よりも良いカードがあるかもしれませんので、参考情報としてご理解ください。
MUFG銀聯カード[★]
中国では、海外発行のクレジットカードが利用できないお店は少なくないので、銀聯クレジットカードを1枚持っていると安心感があります。
おすすめしたいのは、MUFG銀聯カードです。
リクルートカードについては、次の記事をご覧ください。
セゾンプラチナ・アメックスカード[★★★]
海外旅行するには、とても活用範囲が広いカードなので、紹介します。
海外旅行を頻繁にされる方であれば、プライオリティパスが付帯するクレジットカードを保有されることをおすすめします。
プライオリティパスを利用して空港ラウンジが使えるようになるだけで、旅のグレードが一段上がった感じかします。
セゾンプラチナ・アメックスカードの詳しい内容については、次の記事をご覧ください。
中国銀行東京支店銀聯デビットカード[★★]
中国の中国銀行は、日本に支店を持っており、東京支店、東京大手町支店、横浜支店、名古屋支店、大阪支店があります。
ネットで検索するときは、「Bank of China 東京大手町支店」などと検索しないと、日本の中国銀行が表示されてしまいます。
中国銀行の日本にある支店では、銀聯マークのついたデビットカードを発行することができ、中国の銀聯マークの付いたATMで人民元の引き出しや、お店での支払いに使えます。
中国銀行の銀聯デビットカードなので、中国のほとんどのお店で利用できます。
口座を開設するには、日本の銀行と同じように、各支店の窓口に行く必要があります。
口座開設には、身分証明書(免許証など)、印鑑、マイナンバーカードが必要です。
詳しくは、中国銀行の支店にお尋ねください。
ちなみに、この中国銀行東京支店の銀聯デビットカードは、中国銀行が発行する銀聯デビットカードではあるものの、AlipayやWeChatペイには、登録できません。
交通系
交通カード[★★]
中国で地下鉄に乗る場合は、いくつかの方法があります。
代表的なのは、交通カードです。
そのほか、iPhoneのWalletに対応したバーチャルカード、アプリでQRコードを表示させて改札を通るタイプなどがあります。
交通カードの場合は、各都市専用になっているので、それぞれの都市で購入する必要があります。
交通カードは、地下鉄の改札口近くにある售票处という窓口で購入することができます。
交通カードへのチャージは、售票处でもできますし、チャージ機を使ってチャージすることもできます。l
交通カードチャージ機は、次のようなものです。
交通カードは、地下鉄駅構内に設置されたチャージ機でチャージすることができます
現金は、サポートされていません
Alipay(支付宝)か、WeChatペイ(微信)、銀行のキャッシュカードで支払います
生活用品
携帯ウォシュレット[★★★]
携帯ウォシュレットは、中国旅行では必需品と言っても過言ではありません。
日本では、ウォシュレットの付いているホテルが、普通になっていますが、中国は、ウォシュレットが付いているホテルは、まだ多くありません。
2023年5月、武漢、天津、上海で5つのマリオット系ホテルに宿泊しましたが、全室ウォシュレットが付いてたのは、2つのホテルだけでした。
中国では、食事が合わなくてお腹をこわすこともあります。
そのような場合、携帯ウォシュレットがあると、非常に助かります。
ホテルでは、いつでも温水が出るので、携帯ウォシュレットに温水を入れて使用します。
携帯ウォシュレットを選ぶポイントは、電動かどうか、タンクの容量は十分かなどです。
2009年からTOTOの携帯ウォシュレット(同型の前モデル)を使用していますが、壊れることなく、今でも使用できています。
音波振動歯ブラシ[★★★]
上海のホテルでは、2019年7月以降、プラスチック削減に取り組んでおり、歯ブラシがないホテルも増えています。
2023年5月に上海で3つのホテルに宿泊しましたが、ルメリディアン上海闵行にはアメニティが常備されていましたが、ルネッサンス上海中山公園ホテル、上海マリオットホテル虹橋には、ありませんでした。
今後もプラスチック削減は進んで行くと思われますので、マイ歯ブラシを持参した方が良いでしょう。
ホテルで快適に過ごすグッズ
ホテルで隙間時間を有意義に過ごしたい、雨天のため、ホテルに留まざるを得ない時、iPadやタブレットに保存した映画がTVの大画面で見られるといいですよね。
ホテルに備え付けられているTVが、HDMI接続ができない場合もありますが、準備しておくと良いと思います。
次の写真は、上海の闵行宝龙艾美酒店で接続した例です。
このホテルは、TVのそばにテーブルやコンセントがなく、電源延長ケーブルが重宝した具体例になっています。
電源延長コード[★★★]
具体例の写真で使っている電源延長コードは1mですが、今まで少し短いと感じることが多かったので、1.5m以上をおすすめします。
電源延長コードは、枕元にUSBジャックやコンセントがない場合にも重宝します。
お店にもよりますが、100円ショップで2mのコードが、300円程度で売られているのを見かけたことがありますので、100円ショップをチェックしてみるのも良いかと思います。
モバイルタップ[★★★]
モバイルタップは、電源延長コードに接続してもよし、単独で使っても良いように敢えて、コンセント部分が独立したものを使っています。
HDMIケーブル[★]
HDMIケーブルは、フラットタイプであれば、かさばらないように巻いて収納することができるので、旅行用としては、フラットタイプをおすすめします。
私が使用しているのもフラットタイプです。
フラットタイプをこのように巻いてかさばらないようにしています。
マジックテープは、100円ショップで購入したものです。
こちらのHDMIケーブルは、かさばらないようにリールタイプになっています。
フラットタイプで紹介したものより、50cmほど短いですが、1.5mあれば、ほとんどの場所で使用できます。
iPad用ハブ[★]
iPadをTVに接続する場合は、HDMI接続するのが一般的ですが、そのためには、HDMIケーブルを接続するためのアダプタやハブが必要になります。
iPad mini 6用のハブについては、次の記事をご覧ください。
紛失防止
Apple Air Tag[★★★]
海外旅行では、盗難、置き忘れ、航空機受託荷物のロストバゲージなど、荷物の紛失リスクがあります。
私も海外駐在時代にスリに遭い、財布を盗まれたことがありますし、旅行の際に空港のレストランで財布の入ったショルダーバッグを置き忘れたことがあります。
空港のレストランでの置き忘れは、店員さんが、すぐに追っかけてきてくれたので、助かりました。
旅行で海外に行くと、盗難に遭わなくても、スーツケースを受託荷物として預けたり、ホテルのフロントに荷物を預けるなど、様々なシーンで一時的に荷物との距離が離れることがあります。
そんな時便利なのが、 Apple Air Tagです。
Appleユーザー限定になってしまいますが、荷物にAir Tagを入れておけば、iPhoneの「探す」アプリで荷物の所在地を確認できます。
Air Tagには、GPS機能はありませんが、Bluetooth機能で、見ず知らずの方のiPhoneやiPadのBluetoothとの連携で、所在地を特定してくれます。
ですから、Air Tagの入った荷物の近くに、iPhoneユーザーやiPadユーザーがいないと所在地確認ができないこともあります。
2023年現在、全世界に18億5,000万人のiPhoneユーザーがいるといわれています。
ですから、都市部では、Air Tagで所在地確認ができる確率は高いと言えます。
ただし、海外でも日本でも過疎地域に行ってしまうと、iPhoneユーザーが極端に減少するので、Air Tagを使用していたとしても、見つからない場合がありますので、荷物の紛失には十分注意しましょう。
次の画像は、スーツケースを羽田空港まで宅配で送った際のAir Tagによるトラッキング状況です。
Air TaguとiPhoneの「探す」アプリは、しっかり機能してくれていました。
Air Tagには、任意の名称登録ができます。
荷物のアイコンは、荷物の種類を選択すると画像のように荷物の種類に応じたアイコンが、マップ上に表示されます。
Air Tagの入ったバッグを自宅に置いて、外出するとデフォルト設定では、iPhoneに荷物が手から離れたことを知らせるメッセージが届きます。
このような場合は、自宅の住所を登録しておくと、通知から除外してくれる機能もあるので、ぜひ活用しましょう。
海外旅行時、私がAir Tagを入れている荷物の例です。
- スーツケース
- ショルダーバッグ
- 日本で使用する財布
- 海外で使用する財布
財布にAir Tagを入れる場合は、窃盗犯が、すぐにAir Tagを発見できないように、何かのケースに入れてカムフラージュすることをおすすめします。
おすすめは、4個セットです。
価格が、単品を4つ買うよりも、少し割安になっています。
スーツケース、ショルダーバッグ、財布などに使用することを想定すると3個以上必要になります。
4個セットは、時々、キャンペーンで安くなる時があります。
Air Tagは、Bluetooth通信を行うため、中国国内線の機内への持ち込みができるのか、不安に思う方もいるかと思いますが、上海と成都往復の際、保安検査で引っかかることはありませんでした。
セキュリティワイヤー[★★]
中国の新幹線(高鉄)で長時間移動する場合、トイレに立つにもスーツケースなどが心配で、なかなかトイレに行けないという方もいるのではないでしょうか。
2人以上での移動であれば、荷物も見ておいてと頼むことができますが、ひとり人旅ではそうもいきません。
そんな時、活用したいのが、PCの紛失防止に使われるセキュリティーワイヤーです。
スーツケースのハンドルと高鉄の座席をセキュリティワイヤーで繋ぐことで、安心してトイレに立つことができます。
セキュリティワイヤーは、さほど高価なものではないので、1本持っておくと安心です。
スマホアプリ
中国旅行に持って行くと便利な無料アプリを紹介します。
なお、中華系アプリの場合、政府の規制などにより、今後、内容が大きく変更になることがあります。
自分のスマホがiPhoneなので、アプリの紹介は、基本的にiOS版で紹介します。
アプリ一覧の中に地図アプリがありませんが、いつもiPhoneの標準地図アプリを使用しています。
百度地图も入れていますが、ほんとんど使わないので、今回紹介するアプリから外しています。
カテゴリ | アイコン | アプリ名 | おすすめ度 |
基本アプリ | WeChat(微信) 中国のメッセージングアプリ QRコード決済も可能 |
★★★ | |
Alipay(支付宝) その名の通り決済系アプリの代表格 |
★★★ | ||
翻訳 | Baidu Translate(百度翻訳) 中国語⇄日本語を高精度な音声認識で自然な言葉に翻訳 |
★★★ | |
食事 | 大众点評 中国の食べログアプリ |
★★★ | |
交通系 | 携程旅行 中国の国内線、高鉄、観光施設のチケット購入 |
★★★ | |
上海交通卡 上海交通カードの管理アプリ |
★ | ||
MetroMan 中国版乗り換え案内 |
★★★ | ||
穿梭 中国のIPアドレスをシミュレートする中国VPNアプリ |
★★ | ||
Alipay(出行) Alipayの機能で地下鉄などの乗車券QRコードの発行 |
★★★ | ||
Alipay( 滴滴出行) タクシー配車アプリ滴滴出行のAlipay内ミニアプリ |
★★ | ||
鉄路12306 中国新幹線(高鉄)の乗車券購入 |
★★★ | ||
動画・TV | VPNネコ 日本のIPアドレスなどをシミュレートするVPNアプリ |
★★★ | |
Prime Video VPNネコとの併用で中国で映画が観られます |
★ | ||
Tver VPNネコとの併用で中国でドラマが観られます |
★ | ||
NHKプラス VPNネコとの併用でNHKが観られます |
★ | ||
銀行系 | BOC 中国銀行東京支店の口座管理アプリ |
★★ | |
税関申告 | Visit Japan Web 税関申告アプリに代わるWeb入力 |
★★★ |
★★★:おすすめ度(高) ★★:おすすめ度(中) ★:あると便利
※独自視点で評価しています。
基本アプリ
WeChat(微信)[★★★]
中国では、LINEのように誰もが使っているメッセージングアプリです。
日本発行のクレジットカードにも対応したQRコード決済機能を持っています。
中国旅行に行くのであれば、インストール必須のアプリになります。
今まで、WeChatペイというQRコード決済機能も持っていますが、中国の銀行口座を持っていない方は利用できませんでした。
2023年7月から日本発行のクレジットカードが登録できるようになり、日本人もWeChatを使って中国でQRコード決済ができるようになりました。
クレジットカードの登録方法は、次の記事をご覧ください。
Alipay(支付宝)[★★★]
決済系アプリの代表格です。
2019年6月時点でAlipay Walletのユーザー数は、12億人超です。(出典:新華社通信より)
Alipayの標準版と国際版をトップ画面を並べて表示します。
並べて比べて見ると、下のメニューに大きな違いがあります。
国際版では、中国居住でなければ、必要としない「理財」「生活」は、表示されていません。
アカウント作成の際に国際版を選択していても次の手順で標準版を表示することができます。
トップ画面の右下の「我的」をタップします
右上の「歯車」をタップします
「版本切替」をタップします
標準版、国際版が選択できます
選択後は、「保存」をタップします
Alipay(アリペイ/支付宝)は、VISAカードに加え、2023年7月より日本発行のマスターカード(MASTERCARD)も登録できるようになり、日本人観光客や出張者もVISAカードとマスターカード(MASTERCARD)で、Alipay(アリペイ/支付宝)のQRコード決済が使えるようになりました。
なお、Alipay(アリペイ/支付宝)に登録可能な銀行カード(クレジットカード、デビットカード)は、次の通りです。
クレジットカードの登録方法は、次の記事をご覧ください。
翻訳
Baidu Translate(百度翻訳)[★★★]
中国旅行をする場合、言語という敷居を下げてくれるアプリが、Baidu Translateアプリです。
翻訳精度が非常に高いので、中国旅行に是非持っていきたいアプリとしておすすめします。
私が、中国駐在員時代にこのアプリがあったら、もっと中国語が上達したと思います。
中国語が話せない方も、ある程度話せる方も、積極的に利用したいアプリです。
①中国語⇄日本語など翻訳言語の組合せを選択します
②翻訳したい文章を文字で入力します
③翻訳したい文章を音声で入力します
④翻訳したい文章をカメラ入力します
⑤AR翻訳、画像からの翻訳、指でなぞった部分のみ翻訳するモードが選択できます
⑥対話翻訳機能です
⑦上記②③④に加えて履歴なども参照できます
食事
大众点評[★★★]
点数評価でレストラン選びができますので、どこで食事をするか迷ったら、どんどん利用しましょう。
西安を旅行した際、西安名物ビャンビャン麺の美味しいお店をこのアプリで探しました。
点数の高いお店を探して行きましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
大众点評の画面イメージです。
「美食」をタップするとレストランを見ることができます。
交通系
携程旅行[★★★]
中国に入国した後、高鉄(中国の新幹線)や国内線に乗り換えて中国各地を旅行するなら、必須のアプリです。
携程旅行のトップ画面です
①ホテル予約
②航空機のチケット購入
③高鉄(新幹線)のチケット購入
④観光施設の入園券購入
⑤購入した航空機などのチケット一覧
携程旅行で購入していない航空便も「行程–>关注航班」で登録することで、通知を受け取ることができます
航空便だけでなく、高鉄も登録できます
購入した航空券について搭乗時間が近くなると、通知が来ます
「チェックインカウンター B04-C17;F
MU2506 上海虹橋T2-武漢天河T3の予定離陸時間は、11:10,2時間前までに空港に着くようにしてください,
エコノミークラスのチェックインカウンターは、B04-C17,ファーストクラス/ビジネスクラスチェックイン….」
自分が購入した航空券の詳細情報を見ることができます
前序航班:已到达:既にMU2506が空港に到着済
值机柜台:チェックインカウンター
登机口:搭乗口
行李转盘:預け入れ荷物のターンテーブル
到着するとすぐ番号が入ります
離陸前は、—となります。
国内線の場合、自分が乗る飛行機が、直前の空港を離陸して、こちらに向かっているのか、すでに到着済みかを確認することで、遅延するかどうか分かります
この画面で自分が乗る飛行機の状況が分かります
下から2番目に次のように書いてあります
「MU2506便は、すでに虹橋空港T2に到着しているので、空港の搭乗案内のアナウンスに注意してください」
このように携程旅行では、情報を刻々と知らせてくれます
着陸後、すぐに預け入れ荷物が出てくるターンテーブルの番号が表示されます
空港によっては、自分の搭乗した便のターンテーブルが、分かりづらい(一覧画面が無い)空港もあります
自分の搭乗した便の預け入れ荷物が、どのターンテーブルから出るのか、係員に聞きたくても、省力化で、係員がいなかったりします
携程旅行は、到着後すぐ確認できるので便利です
中国の国内空港には、このような案内板がない空港もあります
携程旅行は、ぜひ、おすすめしたいアプリです
景点を選択した例です
観光施設の入園券購入ができます
上海であれば、上海ティズニーランド(上海迪士尼乐园)のチケットを購入できます
上海交通卡[★]
上海交通卡アプリは、初回ログイン時に中国の携帯番号が必要です。
2回目以降、Alipay(支付宝)のアプリを使ったログインができるようになります。
中国の携帯番号SIMカードの購入方法についての記事リンクを一番最後に掲載しています。
物理交通カード、iPhoneで発行したウォレット上の上海交通カードを管理できるアプリです。
ちなみに、中国語の「卡」は、カードの意味です。
このアプリを使うと地下鉄駅構内の交通カードチャージ機を使う必要がなくなります。
上海交通卡アプリのトップ画面です
「乘车码」では、乗車券QRコードを発行できます
「实体卡充值」を使うとNFC対応のiPhoneであれば、物理交通カードにチャージできます
画面中央部の赤い交通カードは、iPhone ウォレットで発行した交通カードです
「充值」をタップするとウォレットに保存された交通カードにAlipay、WeChatでチャージすることができます
物理交通カードも残高などを管理することができます
「贴卡充值」をタップすると物理交通カードにAlipay、WeChatでチャージすることができます
NFC対応のiPhoneが必要です
MetroMan[★★★]
中国版乗り換え案内アプリです。
中国 48都市の地下鉄に対応しています。
MetroManの画面イメージです。
一般的に日本人が使うVPNは、外国に滞在している場合に日本のアプリを使えるようにするVPNアプリです。
この「穿梭」は、その逆です。
つまり、日本人が日本にいて、中国にいるかのようにするVPNアプリです。
これを使うことで「QQ音乐」の中国大陸限定の音楽も聴けるようになります。
Alipay(出行)[★★★]
Alipayの機能を使って、地下鉄、バス、シェアサイクル(哈啰出行)が利用できます。
Alipayのトップ画面を表示し、使いたい都市になっているか、左上の都市名を確認します
「出行」をタップします
初回利用時は、規約に同意するかのチェックボックスが表示されます
同意すると利用可能になります
上部メニューで利用したい交通機関を選択すると乗車券QRコードが表示されます
これを改札口でかざすと乗車できます
公交:路線バス
地鉄:地下鉄
騎行:Alipayが運営する哈啰シェアサイクル
Alipay(アリペイ、支付宝)で 地下鉄用QRコード(乗車券)を発行して、地下鉄に乗る方法については、次の記事で詳しく紹介しています。
Alipayで利用できるシェアサイクルは、水色と白のカラーの哈啰出行です。
自転車の鍵を解錠する方法は、Alipayの「出行」を利用する方法と「扫一扫」を利用する方法の2種類があります。
乗りたい自転車を見つけたら、「出行」をタップし、「騎行」を選択します
「扫码开锁」をタップして、自転車の後輪部分のQRコードを読み込みます
ロックが、解錠されます
30分あたり1.5元程度
自転車を降りる時には、自転車のタイプのにより、2種類の方法があります
・後輪部分の鍵を手動でロックします
・もう1つの方法は、スホをと使ってQRコードを読み取り、「返回进行订单」—>「我要还车」をタップしてロックします
自転車を停める場所には、ルールがあり、ルール違反の場合には、罰金が科されます
既に乗りたい自転車が決まっている場合は、Alipayのトップ画面にある「扫一扫」で後輪部分にあるQRコードを読み取れば、解錠できます
Alipay(滴滴出行)[★★]
滴滴出行アプリには、中国大陸版と国際版があります。
中国国内でタクシー配車を行うには、中国大陸版の滴滴出行が必要です。
2024年5月現在、日本のApp Storeで中国大陸版の滴滴出行をダウンロードすることができるようになっています。
Alipayには、滴滴出行のミニプログラム(小程序)があり、中国大陸版アプリと同等の機能が使えます。
Alipayのミニプログラムなので、支払いはAlipayで行うことになります。
Alipayで決済できるように決済用カードの登録や、Tour Cardを使ってチャージしておくなど、決済できるよう準備をしておく必要があります。
初めて使う場合は、検索フィールドに「滴滴」と入力してミニプログラムを探します
滴滴出行の「小程序」(ミニプログラム)を探してタップします
滴滴出行のトップ画面が表示されます
2回目以降簡単にミニアプリ起動ができるように右上の☆(お気に入り)にチェックを入れます
配車するには、自分のいる位置、目的地を入力して、「打车」をタップします
【滴滴出行の車種】
快车:個人が自分の乗用車を使用
豪华车:快车よりも高級車
优享车:サービスの良い高級車
出租车:普通のタクシー
顺风车:相乗り
拼车:相乗り
※通常 快车を選択します
2回目以降は、トップ画面の「我的小程序」をタップします
我的小程序(お気に入り)に滴滴出行が入っているので、2回目以降は、これをタップして利用します
滴滴出行アプリの詳しい使い方は、 次の記事をご覧ください。
鉄路12306[★★★]
中国鉄道科学研究院集团有限公司の公式アプリ鉄路12306をダウンロードしてインストールします。
このアプリの詳しい使い方について、次の記事で紹介しています。
動画・TV
「持ち物」編で、iPadなどのデバイスに保存した動画を見る方法を紹介しています。
iPadなどをホテルのWi-Fiに接続した場合、日本のPrime Video、Tver、NHKプラスは利用できません。
しかし、中国に滞在していても、推しのドラマなどが見たい場合もあります。
ここでは、日本国内でしか利用できないアプリを中国でも利用する方法を紹介します。
VPNネコ[★★★]
Prime Video[★]
VPNネコを立ち上げて、サーバを「日本」にします
VPN接続をオンにします
VPNネコが立ち上がっている状態でPrime Videoを起動すれれば、サポート地域外とはならず、いつも通り使用できます。
TVer[★]
Tverは、海外で推しのドラマを見たい場合には、必需品です。
使用方法は、Prime Videoと同じようにVPNネコを起動すれば、いつも通り使用できます。
NHKプラス[★]
中国でNHKニュースを見ることができます。
使用方法は、Prime Videoと同じようにVPNネコを起動すれば、いつも通り使用できます。
銀行系
BOC[★★]
中国銀行 東京支店で口座を作った方は、ぜひインストールしておきたいアプリです。
中国銀行のアプリですが、日本語対応されていて、使いやすいです
円口座、人民元口座の残高が一目で分かります
中国のATMで人民元引き出しを行なった場合、即時反映されるので、このアプリを見れば、あといくら出金できるのか分かります
税関申告
Visit Japan Web(税関申告アプリの代替)[★★★]
日本帰国時の税関申告もデジタル化されており、以前のように税関審査を受けるために並ぶ必要がなくなっています。
電子申告ゲートに対応した7つの空港を利用する方は、必須のアプリになります。
———>
まとめ
いかがでしたでしょうか。
持ち物編とアプリ編に分けてまとめましたが、内容が多すぎて読みきれないかもしれません。
中国を楽しく快適に旅行していただくのに必要な持ち物とアプリをまとめましたが、個人的な視点なので、全ての方に満足いくものではないと推察します。
「この人は、こんなもの持って旅行してるんだな」という軽い気持ちでお読みいただけると助かります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
中華アプリの中には、本人確認に中国の携帯番号を必要とする場合があります。
日本人が持つことのできる中国携帯のSIMについては、次の記事をご覧ください。
中国入国時に必要となる入国カードの書き方については、次の記事が参考になると思います。
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