中国旅行に行けなくなってから銀聯カードを利用する機会が全くありませんでした。ANA銀聯カードは、更新時期までの利用状況で更新カードが発行されない場合がありますので注意が必要です。
私のところには、更新時期の6ヶ月前に三井住友カードからハガキが届き、カード利用がない場合は、更新カードは発行しないという警告文のようなお知らせが届きました。
中国旅行の際には利用していたのですが、中国旅行に行けなくなって2年間、利用できていませんでした。
ANA銀聯カードは、更新手数料無料ということだったので、他のクレジットカードのように更新カードは期限になると送付されるものと思っていました。
中国では、まだまだ、国際ブランドカード(VISA、Master、アメックス、JCBなど)が使えるお店は限られているため、中国旅行用にANA銀聯カードを作りました。国内は、ANAカードを利用し、中国でのみANA銀聯カードの利用を考えていたため、この2年間は全く利用していませんでした。
このようなお知らせが届いたため、急遽、日本国内で利用できるお店を探して利用することにしました。
この記事は、ANA銀聯カードをお持ちの方が、うっかりハガキを見落として、失効してしまうことがないようにとの思いで作成しています。
2022年9月追記:
800円くらいのクレジットカード利用をしたので、無事更新カードが送られてきました。
※ページタイトルのブログヘッダー画像は、上海自然動物園にて撮影
そもそも銀聯カードとは?
銀聯カードとは
銀聯の正式名称は、中国银联股份有限公司、英語名称は、China UnionPayといいます。
本社は、中国上海市にあります。
中国銀聯は、国際的な決済ネットワーク運営会社です。
銀聯カードとは、中国銀聯の決済ネットワークで決済を行うことができるデビットカード、クレジットカードのことです。
2020年11月末時点で、銀聯の決済ネットワークは、世界179の国と地域に広がり、90億枚以上の銀聯カードが発行されています。
日本では、2006年よりカード発行業務を開始し、2021年6月時点で日本国内の加盟店数は、約130万店にのぼります。
中国発ということで、中国国内では、圧倒的な利用者数になっており、銀聯カードが使えないお店は見たことがありません。(個人商店を除く)
このため、日本人が国際ブランドのクレジットカードで決済しようとしても、使えるお店が限られており、不便なことこの上ありません。
そこで、中国でも使える日本の金融機関が発行する銀聯カードが必要になってきます。
このような背景から、中国旅行の際に利用することを目的としてANA銀聯カードを作りました。
銀聯カードにはデビットカードとクレジットカードがある
銀聯カードには、デビッドカードとクレジットカードがあります。
中国の銀行キャッシュカードは、基本的に銀聯のデビットカードです。
中国の銀行のキャッシュカードには、UnionPay銀聯マークが入っています。
与信の関係から、中国においては、銀聯のクレジットカードよりもデビットカードの方が多く使われています。
中国工商銀行のキャッシュカードです
UnionPay銀聯のデビットカードとして使えます
こちらは、中国銀行のキャッシュカードです
UnionPay銀聯のデビットカードとして使えます
日本人の場合は、駐在員でもない限り、簡単には中国の銀行口座を開設できないので、日本国内の金融機関が発行する銀聯のクレジットカードを作ることになります。
三井住友カードが発行する銀聯クレジットカードです
ANA銀聯カードの特徴
ANA銀聯カードを発行できる方は、次の通りです。
限度額※1 | 10万円〜80万円 |
ショッピング利用枠 | 10万円〜80万円 |
キャッシング枠 | 0円 |
新規発行手数料 | 無料 |
年会費 | 無料 |
更新時手数料※2 | 無料 |
※1 ANAカードの利用金額と合算されます。
※2 2019年10月から無料になりました。
2022年6月現在、旅行が復活する兆しですので、来るべき中国旅行に向けて日本の金融機関が発行する銀聯カードの発行を検討し始めるのも良いかと思います。
銀聯カードの使い方
銀聯デビットカード、銀聯クレジットカードともに使い方は、同じです。
- お店の人に銀聯カードを渡し、端末で暗証番号を入力し、OKボタンを押す
暗証番号は、ANAカードの暗証番号の頭に00を入力して、合計6桁で入力します
中国のキャッシュカードは、すべて6桁ですので、6桁にする必要があります - レシートが印刷されますので、署名(サイン)をします
この署名が結構面倒なんですが、中国においても署名(サイン)は必須です
日本のお店で銀聯カードを利用した時のレシートです
署名欄があり、金額の大小に関わらず、署名(サイン)が必須です
銀聯カード 日本国内で使えるお店
2022年5月時点で銀聯カードが使える主なお店です。
銀聯の加盟店は、日本国内に約130万店ありますので、ほんの一例です。
業種 | 銀聯カード 日本国内で使えるお店(加盟店) |
百貨店 | 西武百貨店、大丸松坂屋、三越伊勢丹、高島屋、東急百貨店、京王百貨店、近鉄百貨店、阪急百貨店、阪神百貨店 など |
家電量販店 | ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、エディオン、コジマ、ソフマップ、上新電機 など |
スーパー | イオン、イトーヨーカドー、東急ハンズ など |
ドラッグストア | マツモトキヨシ、ウエルシア、コクミンドラッグ など |
コンビニ | ファミリーマート、セブン-イレブン、ローソン など |
ネットショップ | Amazon など |
アパレル | ユニクロ、無印良品、洋服の青山 など |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ANA銀聯カードは、もともと更新時手数料が有料でしたが、2019年10月から無料になりました。
そのせいもあってか、更新カードの発行条件が厳しくなったようです。
銀聯カードは、中国旅行する際には必需品ですので、失効させてしまうのは、もったいないです。
今後、規制が緩和され、中国に行ける日もそう遠くないと思いますので、更新時期が近くなってきたら、国内で利用することをおすすめします。
ANA銀聯カード発行は、ANAカードの発行が必須です。
私が発行したANAカードについては、次の記事をご覧ください。
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